初恋の彼と昨年50年ぶりの同窓会で再会しました。幸せそうな彼は、「僕なんかと結婚しなくて良かったよ」と昔と変わらぬやさしい笑顔で言い、「また電話して」と小さなメモを渡してくれたのです。しかし、私には電話する勇気はありませんでした。でも、心の中では今一度逢いたいという思いは消えません。天国の主人が笑っていそうです。
大阪府 野口民子さん