若い頃お世話になったCさんへ
リクエスト「『いちご白書』をもう一度」をお願いします。23年前、館林の成島の短大時代につきあっていた由美に贈ります。当時、1年ほどつきあっており、彼女と結婚したいと思っていました。しかし、卒業と同時に、彼女は故郷の新潟に帰ってしまいました。自分も若かったせいか、止めることも、迎えに行くこともしないまま3年が過ぎ、由美は一通の手紙をくれました。そこには、農家の長男と結婚すると書いてありました。二人で小学校の先生になり、その時、結婚しようと約束したこともあったのに・・・。時が過ぎ、私も家庭を持ち、二人の子供にも恵まれ、小学校の先生にという約束は守れなかったけど、今は公務員として何とかやっています。私生活も忙しい時代が終わり、ふと我に返ってみると、今、由美のことが気になります。結婚したかったのに、なぜ迎えに行かなかったのか・・・自分の意志の弱さに悔やんでいます。
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