美紀ちゃんへ
私の最初の恋人、美紀ちゃんは沖縄出身の人でした。私が17才、彼女は短大に入りたての18才。当時、沖縄は本土復帰しておらず、外国同然で、定期航路で3日もかかるほどでした。彼女は小柄な人でしたが、友人からは「お前にはもったいない」と言われたほどの美人でした。そんな青春の1ページを彼女と過ごすことが出来て、今でもかけがえのない思い出となっています。そんな彼女との別れが訪れ始めた頃でしょうか、彼女と部屋にいた時、彼女から、突然、「『草原の輝き』を歌って!」と言われました。「詞がとってもいいんだ」と・・・。♪居眠りしてたのいつか・・・私の歌を聞きながら、気がつくと、私の胸元で、彼女はうっすらと涙を浮かべていました。
東京都北区豊島 ラジオネーム「ハスラー」さん |