姉へ
春になり、我家のまわりでは、ぜんまいやら、ふきやらわらびやらがニョキニョキと大きくなっています。私が小学生の頃、姉と二人で小さな籠を背負い、山にわらび採りに出かけました。当時は子供でも籠一杯くらい平気で採れました。その時のこと、お弁当に親がサバを一匹焼き、新聞紙にくるんで持たせてくれたのですが、置いてあったおかずのサバをカラスが来て、かまい、あっという間に下の川に落としてしまいました。おかげで弁当は梅干しとご飯だけになり、姉と二人で代わりばんこに梅干しをなめて、アルミの弁当箱に詰まったご飯を食べました。イチゴ採り、キノコ採りなど、天気の良い日はあちこちへ出かけたものです。ドリカムの「晴れたらいいね」を優しい姉に贈って下さい。
千葉県勝浦市小羽戸 ラジオネーム「つくしんぼ」さん
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