名古屋から岩手に、猪突猛進飛び込んで35年。18年来のリウマチの持病があるものの、やさしい主人に支えられ、今を生きています。「カエルの子はカエル」というか、突然会社を辞め、ボランティアでタイに渡った息子。音信不通となり、主人とバンコクにまで出かけ、見つけて叱咤激励。その後、帰宅した息子は仕事を見つけ、働いています。休日には花巻温泉へ湯治につれて行ってくれるやさしさは、きっと異国の地で苦労して培ったものと、親ばかながら母は信じたい。いいこと、悪いこと、泣いたり笑ったり、イラクの人質事件をテレビで見ていると、我が息子が手元にいる幸せを、噛みしめています。
岩手県和賀郡東和町北成島 熊谷昌子さん
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