看護学校の友人たちへ
今から約40年前、私は看護学校の生徒でした。当時は全寮生活が原則でした。みな将来のナイチンゲールを目指して、日々勉強に、実習にと、実に真面目な生活を送っていました。そして、少ない小遣いの中で町の喫茶店に入り、青春の熱い思いや憧れや悩みを仲間と語り合いました。やがて猛勉強の結果、全員が国家試験に合格しました。あれから長い月日が流れ、ある時、ラジオから流れてきた玉置浩二さんの「メロディー」を聴いた時、一瞬にしてあの頃の自分や友人達の姿が重なり、心が透明になる思いでした。豊かではなかったけれど、一生懸命だった全寮生活を共にした友人たちに、是非「メロディー」を贈りたいと思います。
埼玉県さいたま市南区白畑 M・Kさん
|