両親と兄嫁の昌世さんへ
先月のこと、実家の母に連絡したところ元気がありませんでした。原因はキャベツの採れすぎで、収穫すればするほど損害が大きくなるとのことです。私は、またかと思いました。子供の頃から、何度も経験してきました。本当に農家の生活は不安定です。今年はかなりの量を捨てています。もう悲しくて涙が止まりません。この話を友人にしたら、捨ててしまうくらいなら、引き取らせていただけないかと訊ねられ、両親に話をすると、大喜びでした。大きめの車5台で両親の待つ畑へ行って、沢山のキャベツを引き取り、翌日、近くの団地で皆さんにお分けすることが出来ました。当日は雨でしたが、皆さん、喜んで受け取ってくれ、捨てられてしまうキャベツが生き返りました。両親の笑顔を想像するだけで、私も良かったと思っています。皆さん、本当にありがとうございました。そして、両親を助けている義理の姉さんの昌世さんに一番感謝をしたいです。姉さんに姉さんの好きな太田裕美さんの「九月の雨」をプレゼントして下さい。
東京都練馬区富士見台 山口秀代さん
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