隣りのお姉さんへ
僕が高校受験の勉強をしている頃でした。隣りの家に2つ年上のお姉さんがいて、音楽部に入っているのか、いつも部屋でギターを弾きながら歌っていました。その時、お姉さんがよく歌っていたベッツィ&クリスの「白い色は恋人の色」をリクエストします。隣りから歌が聞こえてくるたびに、僕はぼんやりしながら歌に聞き入ったものでした。おかげで勉強はあんまりはかどりませんでした。隣りのお姉さんはいつもまぶしく見えました。子供の頃は一緒に遊んだこともありました。その後、高校で野球部に入った僕は朝早く家を出て、帰宅も遅く、途中からは合宿所に入ってしまったため、何年かお姉さんと顔を合わすことがなく、笑い話みたいですが、気がついたらお姉さんは子供をつれて歩いていました。
大阪市鶴見区中茶屋 ラジオネーム「テツ」さん
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