番組より今野さんへ
昭和42年、高校を卒業した私は、毎朝バスと汽車を乗り継いで塩釜へ通勤してました。当時大学進学を家庭の事情であきらめたこともあって、最初は無気力で会社勤めをしていました。そんなある朝、バスの中のラジオから舟木一夫さんの「ああ青春の胸の血は」という曲が流れてきて、思わず座り直してその曲に聞き入りました。聴き終わって、今流に言えば、ビ、ビ、ビーと何かを感じました。その時はわからなかったんですけど、たぶん開き直ったんだと思います。それからはせっかくの私の青春を楽しんで仕事に精を出そうと思ったのは確かでした。その2年後、今の主人と職場結婚をし、今日に至っております。あの時、この曲を聴かなかったら、今の私はどうなっていたんだろうと改めて思いました。どうぞ私の旅立ちの曲と思っている「ああ青春の胸の血は」を聞かせて下さい。
宮城県黒川郡大衡村 今野ふみ子さん
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