父へ
私の父は転勤族で、小さい頃は九州各地を移動しました。ちょうど12年前に長崎県の対馬にいて、次の土地へ転勤する時でした。父の職場の方々と送別会をした時に、父が歌った曲がアリスの「遠くで汽笛を聞きながら」でした。初めて聴いた父の歌声は驚くくらい上手で、最後に涙目になり、♪何もいいことがなかったこの街で・・・の後に「いいことばかりでした」とはにかみながら付け加えて話した父を思い出します。対馬は母の実家でもあったのですが、父は毎日のように釣りや山登りに連れて行ってくれて楽しい思い出がたくさん出来ました。そして、温かい対馬の人たちとふれあい、私の性格も明るくなりました。自然を大切にしたいものですね。この曲を父と対馬時代にお世話になった人たちに贈ります。
佐賀市 ラジオネーム「ふっきい」さん
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