遠距離恋愛をしていた彼へ
24歳の頃、職場恋愛をして2年になる26歳の彼の転勤が決まりました。「東京に一緒に来ないか」の彼の言葉に、私は「仕事が楽しくて急にやめられないから」と遠距離恋愛を選びました。結局、彼の仕事が忙しく、私が東京に行くことが多かったのですが、いつも彼の部屋でCDを聴いていました。私たちは二人ともあまり話す方ではないので、ただぼんやりとしていたように思います。ふざけたり、じゃれあったり、ケンカをすることはなかったけれど、寄り添っているだけで幸せだったんです。でも、離れたらだんだんよそよそしくなってしまいました。彼ももう二度と「東京に来ないか?」と言いませんでした。もっと強い気持ちで彼を想っていたら変わったのでしょうか・・・今もさびしそうな彼の顔を思い出します。アリスの好きだった彼がいつも口ずさんでいたのが「遠くで汽笛を聞きながら」でした。この曲を彼に贈ります。
大阪市東淀川区 ラジオネーム「ヒロ」さん
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