主人へ
先ほど主人が仕事関係の出先から帰ってきました。疲れているんでしょうね。そのまま事務所のソファーで横になっています。74歳、普通なら孫と一緒に楽しい日々を送っているところでしょうけど、私どもにはそんな余裕はありません。そのせいか頑固な主人はすぐ怒るし、私もついつい口答えをしてしまいます。でも、心の中ではすごく心配し、無理をしないようにと思いながらも、優しい言葉を返せないのです。本当は時間にゆとりがあったら、温泉にでも連れて行って、日頃の疲れを癒してあげたいと思っているんですよ。お父さん、あせらず、急がず、身体をいたわりあって、前に進もうじゃありませんか。これからが私たち二人の人生ですから・・・
埼玉県新座市 川崎香子さんさん |