中学校の恩師へ
5年前の成人式が忘れられない。恩師として成人式に参加した先生は一人だけ。オレの担任だった。中学校当時は厳しかった先生がポツリと一人ぼっちでいた。友達も誰も彼と話そうとしない。それでか、オレは先生に話しかけられたけど、そっけなく返しただけ。誰も彼と話そうとしないのに、レが話す必要もない。その時はそう思った。そのあと、友達とバカ話をして戻ると、もう先生はいなかった。ただこれは言える。オレは中学校時代、先生にかなり手を焼かせた。でも、先生がオレを変えようとしてくれたからオレは変わり、ちゃんと高校も卒業した。だから、その時もホントは話すことは沢山あったのに、プライドというのか、くだらないもののために、もう二度とないかもしれないチャンスを自分で潰した。ホントは、その時、ありがとうとは恥ずかしくて言えないかもしれないけど、これまであったことやこれからのことを、とにかくいっぱい先生と話がしたかったんだ。あの時話したかったことをこの曲で伝えます。
宮城県登米市 ラジオネーム「オレだよ、先生」さん |