初恋の彼へ
毎日楽しく聴かせていただいています。今日は私の初恋の思い出を聞いて下さい。遠く昭和ヒトケタ生まれの私たちの時代は、小学校高学年になりますと、クラスも男女別々に勉強したものです。たまたま五年生に県外から転校してきた一人の少年がいました。勉強のできるおとなしい生徒でした。私は幼な心にも彼になんとなく心ひかれていきました。しかし、すれ違って心をかけることもなく、顔を合わすだけで小学校生活を終え卒業、別れていきました。先般、小学校の同窓会に六十数年ぶりに出席しました。もしや彼に会えるのでは・・・と期待していましたが、欠席とわかり、残念に思いました。名簿によれば、奈良にお住まいとか・・・今日ここに遠い日の思い出を電波に乗せて、「さくら貝のうた」をリクエストします。
島根県松江市 高井能子さん |