夏の日の想い出/日野てる子 2008/8/17 メッセージ＆エピソード Ｙさんたちへ 昔、小学校最後の夏休みに、友人数人とＹさんの家へ泊まりに行きました。Ｙさんのおばあさまが、「今夜は冷麦だからな」と言いました。夕食の時間になり、囲炉裏端に行くと、自在鉤に溢れんばかりに具だくさんの煮込み冷麦の鍋がぐつぐつ音を立てて煮えていました。「暑いときにゃ、熱いものを食べたほうが身体に良いからな」と、おばあさまはそれぞれのお椀に、あつあつの冷麦をよそってくれました。それをＹさんや友人たちと、玉のような汗を流しながら食しました。熱かったけれど、最高に美味かったと記憶しています。いつの頃からかＹさんとは連絡が途絶えてしまいました。毎年繰り返し夏がやって来ますが、Ｙさんや友人たちと過ごしたあの夏のあつあつの煮込み冷麦のことは懐かしい想い出です。リクエスト　日野てる子さんの「夏の日の想い出」をＹさんたちに贈ります。 最初は岐阜県中津川市 ラジオネーム「栗かのこ」さん この曲について 「夏の日の想い出」（１９６５年１月リリース） 作詞作曲／鈴木道明 ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー」のＢ面 <<バックナンバー目次へ戻る