母へ
私はこの曲を聞くと、いつも母を思い出します。中学卒業と同時に親元を離れ、寮生活をしていたのですが、その頃の私は部活に一生懸命で、めったに家に電話もしていませんでした。たまに電話をかけるといえば、「お金がない」という電話ばかり。そんな生活が5年ほど続いた年のお正月、久々に帰省した時、紅白でこの歌が流れてきた時に、「この曲を聞いてごらん。お母さん達はいつもあんたのことを心配しとっとよ」って言われ、胸にジーンと来ました。あれから数年が経ちました。私も親元を離れ十五年になります。今もあまり連絡は出来ないけど、この曲を聞くたびに、家に電話をしないかんなって思います。
大阪市淀川区にお住まいの國料由季さん |