坂道を上がってきた女子生徒へ
高校生の頃、当時私の家の近くに女子校があり、私が駅までの坂道を降りていくと、逆に坂道を登ってくる女子校の生徒がたくさんいました。この女子生徒の大群とすれ違うというのがなんとも不思議な気分でしたが、ある時、その中に、僕を見つめている視線とぶつかり意識するようになりました。それから2、3年たって、その女子生徒と大学の学園祭で本当に偶然、その子と再会しました。2分違っていたら会えなかったでしょう。それが今のカミサンです。思えばまったく名前も知らなかった時から長いつきあいです。でも、いまでも高校生の頃、坂道を上がって来る初々しい妻の姿が目に浮かぶんですよ。
横浜市神奈川区にお住まいのラジオネーム「シンシン」さん
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