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学校の先生/坂上二郎

2011/4/1

メッセージ&エピソード
お世話になった中学の先生方へ

私は1971年に中学を卒業し、福岡市から集団就職で広島県東部の田舎町へ就職しました。私が中学二年の6月に両親が蒸発し、兄弟三人は祖父母の家に引き取られました。当時成長期だった私はというと、いつもお腹をすかせて、朝礼では毎度のように貧血を起して倒れていました。そんな私の事情を心配して、その当時の担任だった松原先生がそっと私に二百円を手渡し、「好きなものを買いなさい」と言ってくれました。恥ずかしさと情けない思いが交錯したと同時に、怖いと思っていた先生の優しさに触れ、思わず泣いてしまいました。親のいない私を、先生方は温かく見守って下さいました。おかげで私はグレることもなく、無事に定時制高校も卒業し、今は三人の孫にも恵まれて幸せに暮らしています。昨今は教師の方々も大変ですが、頑張ってほしいと思います。

岡山県倉敷市のラジオネーム「まるめろ」さん
この曲について
「学校の先生」(1974年11月1日リリース)
作詞/山上路夫、作曲/大川光久
シングルチャートの最高8位、27・3万枚の売り上げ
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