下宿の大家さんへ
東京で下宿生活をしていた大学生の頃、4畳半の私の部屋は、友人たちのマージャン部屋のようになっていました。よく徹夜マージャンをして、大家さんに怒られ、それでも止めず、音を立てないようにと、毛布を頭からかぶって、そーっとパイを打ったりしたものです。結局大学には5年間通い、一年遅れて卒業、部屋を出て行く時に、部屋をみたら、畳の上に正方形に4カ所ほどタバコの焼け焦げが出来ていました。みんな、マージャンを打ちながら、タバコを吸うため、卓の足のところに灰皿を置いていたのですが、興奮してくると、そこからタバコがこぼれて、畳に焼け焦げを作っていたのです。さすがにこれは、最後の最後に大家さんに相当に叱られましたが、弁償代みたいなものは取りませんでした。いま考えると、昔の下宿の大家さんはいい人たちだったなぁと思います。そんな私も、3年前に健康診断で不整脈が出た時に、医者から禁煙を勧められ、大変に苦労しましたが、タバコはきっぱりと止めました。まだ身体が元気なうちに東京・阿佐ヶ谷の下宿があったところに行ってきたいです。
福井県鯖江市にお住まいのラジオネーム「だてメガネ」さん |