祖父母へ
育児放棄で母親がいなかった幼い頃は、祖父母に育てられました。母親が帰ってくるまでの約3年間、祖母は片道一時間半の道のりを、バスに乗り来てくれました。それなのに、迎えに来た母親に連れられて故郷をあとにした時、一言のお礼も言えず、それから四十年が過ぎてしまいました。四十年ぶりに故郷を訪れたい私ですが、病から身体が不自由な身になり、それも叶わぬ夢であります。四十年の歳月で祖父母が今も生存しているかもわかりませんが、たとえあの世に行かれていようとも一言ありがとうを言わせて下さい。結局、母親には、身体が不自由になり捨てられましたが(笑)、これも人生だと笑っています。生きる意味など知るより、がむしゃらに生きてみろ、であります。どうか祖父母にお礼の曲を贈って下さい。
愛媛県松山市のラジオネーム「愛媛のポチタロウ」さん |