昭和４６年当時、松江市内のホテルでバイトしていた女子短大生へ
私が２２歳の時の、昭和４６年２月４日の早朝。忘れもしません。島根県松江市の市街地に、ひと晩で１ｍの雪が積もった「４６（よんろく）豪雪」の、まさにその時です。当時、市内にあるホテルのフロント係だった私は、それからの数日、雪かき作業に明け暮れることになりました。ちょうどその頃、冬休みのバイトで来ていた女子短大生がフロントに配属されており、スタッフは他にもいましたが、なぜか雪かき担当は彼女と私の二人だけで、ただ、黙々と雪と格闘する日々が続きました。やがて雪かきも一段落する頃、彼女はバイトの期間が終わり、ホテルから去って行きました。特に、二人だけでどこかに遊びに行ったというようなこともなく、ただ職場で会うだけの関係でしたが、その後も大雪が降った時は、不思議と彼女のことを思い出します。
島根県松江市のラジオネーム「宍道湖のかもめ」さん |
