T先生へ
中学時代の私のポジションは、いじめグループの一人でした。自分は気が弱いところがあり、つっぱりグループの仲間に入って、一番後ろからついていき、番長の言うことをなんでも聞いているのが安全だと思っているような情けない男でした。ちょっと体力に自信のある先生でも「あまりやりすぎるなよ」と言うくらいで、ほとんどの先生は私たちを無視していました。しかし、T先生だけは決して力で押さえつけるという感じでもなく、「おまえの居場所はそこか?」と親身になって心配してくれたものです。卒業して、成人して、改めていい先生だったなと思いました。
大阪市鶴見区のラジオネーム「天王寺動物園のヒヒ」さん |